早くも7月、秋学期にアメリカ大学を目前にしている皆さんは、いよいよ本格的な渡米準備に入られていることと思います。そんな時に、忘れてならないのが、医療保険の加入です。
いくら「体は丈夫」と自負していても、慣れない海外生活で、突然病気になったり、思わぬ事故に遭ってしまったりすることもあります。そんな時でも、きちんとした医療保険に入っていれば、安心して診断・治療してもらえます。医療費の高いアメリカでは、何らかの健康保険に加入することは必須です。アメリカ政府は、留学生に対して医療保険加入を義務つけておりますので、必ずなんらかの医療保険に加入する必要があります。
アメリカの医療保険に入るか? 日本の海外旅行保険に入るか?
アメリカの医療保険は日本の保険とかなり違う部分がありますので、両方を比較してみて下さい。また、加入する前に、入学する大学がその大学提携の決まった医療保険加入を義務付けているかどうかも確認して下さい。もし、大学が留学生に対して選択を与えている場合には、自分に合ったタイプを選びましょう。
アメリカの医療保険の利点
- 保険代金は安くなる。
- プランによっては、歯科やメンタルヘルスなどもカバーされるものもある。
- 医療費の限度額が大きい。
- 大学の医療機関を使えば、保険料が割安。
アメリカの医療保険に関しては、もし大学が学生に選択を与えている場合で、料金をとにかく抑えたいという方には、ISO保険は月々29ドルからのプランがあります。留学生保険ですので、もちろんアメリカ政府が要求する補てん内容を全てクリアしています。気軽にオンラインで購入できます。まずはISO保険のウエブサイトにアクセスし、Status in USAのところを Student Scholarを選び、あとは生年月日をタイプしてGoをクリックして料金を確認してみてください。
日本の海外旅行保険の利点
- アメリカ国外の旅行中の医療費もカバーされる。
- 日本語サポートがある。
- 海外旅行保険なので、医療以外にも盗難に合った時の補償や、火災を誤って起こしてしまった際の補てんなどもある。
知っておきたい医療保険用語
保険の用語は、馴染みが無く、わかりにくい言葉が多いです。頻出の用語をこちらにまとめました。
- Copayment (Co-Pay): 患者負担金のこと。例えば、受診1回あたり、Co-Payが20ドルとなっていれば、診察内容に関わらず、窓口で20ドル払えば、残りの医療費に関しては医師が保険会社に請求してくれます。
- Deductible: 免責額のこと。
- Refund: 払い戻し
- Out-of-pocket maximum: 最大自己負担額
注:原則的に公的機関が行っている日本の健康保険制度と違って、アメリカの健康保険制度は、種類も多く、日本人にはなかなか理解しにくい制度になっています。保険料のカバー率も異なってきますので、予想以上の医療費を自己負担しなければならない場合もでてきますので、よく確認して下さい。救急治療室(Emergency Room) は通常の医療費やオフィス訪問の料金に比べて、自己負担が高くなります。そのため、ちょっとした風邪などで、気軽に緊急治療室に行くと、あとで自己負担額にびっくりしますので、ご注意ください。